甲本ヒロト
1963年3月17日生。岡山県岡山市出身。 中学生時代、セックス・ピストルズに衝撃を受け、ロックンローラーに憧れる。
1985年、後に伝説のロックバンドと呼ばれるようになる「THE BLUE HEARTS」を結成。1995年に解散。 その後、THE BLUE HEARTSのメンバー真島昌利らと「↑THE HIGH-LOWS↓」や「ザ・クロマニヨンズ」を結成。
歌詞は、シンプルな言葉を使いながらも、趣深さ、シュールさの溢れる世界観を表現。ライブパフォーマンスでは、手足や頭を大きく振って、跳んだり舌を出したりと、エキセントリックなパフォーマンスをする。
「やりたいことをやる」
インタビューで、"やりたくてもやれない現実があると思う"と言われた時に、甲本ヒロトは食い気味にこう答えた。
そんなことないぜ。
やればいい。 何かをやるためには「ついでにやらなければならないこと」ってのがくっついてくるんだよな。 子どもは「ついでにやらなければならないこと」が克服できないんだよ、だからやりたいことも我慢しなきゃいけないんだよ。 だけど大人になると、やりたいことにくっついてくるやらなければないことを克服できるパワーが備わってきて、それを全部解決していくんだな。 そしてやりたいことをやるっていうところに到達できるんだ。
だから10代の時にできなかったからといって諦めなくていいと思う。 20歳になった30歳になった40歳になった時に、あの時できなかったこと今ならできるっていう大人になってるかもしれないじゃないか。
だからもう一回でも何回でもチャレンジできると思うぜ。
甲本ヒロトの言葉は、いつも心に響く。優しい声で励ましてくれる、救ってくれる。そのかっこ良さ、その生き方が憧れを抱かせる。
「生きる」歌詞について
次に書くのは、2018年にザ・クロマニヨンズがリリースした「生きる」の歌詞の一部である。
いつか どこか わからないけど
なにかを好きになるかもしれない
その時まで 空っぽでもいいよ
私はこの歌が大好きだ。もちろん、ここ以外の歌詞も好きなのだが、25才で専門学校に通う決断をした私には、時期もちょうど重なったこともありとても響いた。やりたいことが見つかっていなくても、いつか見つかる時が来る、焦らなくてもいいのだと。